ページ

2016年6月12日日曜日

舛添都知事に伝えたい『お金の信頼を裏切るということは…』――18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」

「17歳Hカップ黒ギャル支配人」として日刊SPA!に登場以来、大反響を巻き起こしてきた“このみん”こと園田好(そのだこのみ、18歳)。若くして様々な仕事の経験を経てきた彼女が綴る人生&ビジネス論コラム。

舛添知事を見て思うこと

 最近のニュースは、舛添要一・東京都知事の政治資金流用疑惑ばかりですね。

「不適切だが違法性はない」なんて、なんだかずっと歯にものが挟まったような言葉しか聞こえてこないように思えますが、わたしが一連のニュースを見ていて思うのは、「お金に関する信頼を裏切ってしまうと、どんな言い訳をしても見苦しい」ということです。

 わたしは、15歳のときから働いていることもあり、同年代では単純に「お金をもっているほう」の部類に入ります。これは自慢とかそういうのではなく、事実として。で、そうなると、人にお金を貸すことが結構よくあるんですよね。

 もちろん、しっかりと返してくれる場合もあるんですけど、これまでの経験から言えるのは、「人にお金を貸したら返ってこないと思ったほうがいい」ということです。

金額は生々しいので書きませんが、これまでに貸したのに返ってきていない額をザッと合計すると、自分でもビックリしちゃいます。

貸したほうが気を遣う

 百歩譲って、お金を返せないのはまぁいいんです。もともとお金がなくて借りたんだし、わたしが貸したことで救われたんなら「まぁいっか」って開き直れますし。

 ただ、返せないことを理由に距離を取られたり、ひどい場合は憎まれたりするのは、本当に「?」ですよね。

 たとえば、「来月には絶対返すから!」と言われたので10万円貸したとします。で、翌月になったから「こないだのお金、返せる?」と聞くと、「ごめん、ちょっとまだ事情があって返せないの。来月には絶対返す!ほんとごめん!」と返ってくる。

 それでさらに翌月になってもまだ「返せない」ってなると、もう完全に信頼はなくて、どんな言い訳をしてもただただ見苦しくて、催促するのもバカらしくなってきます。

 でもやっぱり返してほしいから、期間を空けて連絡すると、だんだんあっちが“逆ギレ”モードになってきたりして、連絡を無視されたり周囲に「あいつはしつこい」って悪口言われたりもして、そのうちに催促するのにも気を遣うようになってしまう…。

 こういうの、経験したことある人少なくないと思うんですけど、ほんと「なんなんだろう」って言葉以外出てきませんよね。

好意で、なんとかしてあげたいと思ってお金を出したのに、最終的に嫌な気分にさせられるって…。もう、その人に何も期待したくなります。お金の信頼を裏切るっていうのは、そういうことなんです。

 舛添知事にたくさんの人が「辞めろ」って思うのも、もう期待できないからなのではないでしょうか。

仲が良いからこそ…

 とにかく、むかしから言うように、「カネの切れ目が縁の切れ目」。これはもう、絶対だと思います。

 わたしは、たとえ親であっても、誰かにお金を借りることはしません。そして最近は、貸すこともほとんどしなくなりました。

 一生人間関係を続けたいような仲の良い人がお金で困っていたら、仲が良いからこそ、お金を貸す以外のことでなんとか協力したいです。お金のやり取りが生まれてしまった瞬間、それまでの関係性から多かれ少なかれ変わってしまうから。

 この世の揉め事のほとんどの原因は、お金か異性。せめて、今後一生、お金を理由に人と揉めることはないよう生きていきたいです。

【園田好(そのだ・このみ)】
1997年仙台市生まれの18歳。15歳で単身上京後、渋谷のガングロカフェ店長に。現在は秋葉原にある「タレントリゾートカフェ」の支配人を務める。

0 件のコメント:

コメントを投稿

倒錯動物の数